スタッフブログ(2015年4月25日)
不動産投資セミナーの和不動産による日々の活動・イベント開催レポと
中古ワンルームマンション経営のお役立ち情報をお届けします!
2015/4/25【何が違う?耐震・制振・免震の違いとは】
こんにちは!
いつも皆様には大変お世話になっております。
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
“地震大国日本”と言われるように、日本は他国に比べて非常に地震の多い国です。
東北で起こった大震災の影響もあり、いざ自分の物件が震災の被害を受けたらどうしよう…
と考えられるオーナー様も少なくはないようです。
そこで、今回のコラムでは震災に備え、建物に施す「耐震・制振・免震」の違いについて
ご説明したいと思います!
【耐震構造】~柱や梁を頑丈にして、地震の揺れに耐える~
マンションは鉄筋コンクリートの柱や梁、壁などの骨組み(構造躯体)で建物を
支えています。建物の重さを支えるので、下の階ほど柱や梁が上部に作られています。
この躯体の強度を強くして、建物が地震で倒れないように耐える仕組みが
耐震構造です。地震の大きさによっては壁にヒビが入ることがありますが、
それにより建物全体が倒壊することを防ぎます。この耐震構造は地面に
固定されてしなるように揺れるため、一般的には上の階に行くほど振れ幅が
大きく、揺れ方が大きくなります。
【制振構造】~設置された制振部材が地震の揺れを吸収する~
地震や強風による振動を弱めるために、クッションの働きをする
ダンパー(緩衝剤)と呼ばれる精神部材を組み込むのが制振構造です。
地震が発生すると制振部材が揺れを吸収し、揺れる時間が短くなるので
構造躯体が損傷しにくくなります。これは地震の揺れだけではなく、
強風による揺れにも効果があるので、採用するタワーマンションに採用
されることが多いです。一般的に上層階ほど揺れが大きくなる点は
耐震構造と同様ですが耐震構造よりも揺れる時間が短くなります。
【免震構造】~免震装置で建物に揺れを伝えにくくする~
免震構造は、地面に接する基礎部分などに免震装置を設置して地面と
建物を切り離し、建物に地震の揺れが直接伝わらないようにする
仕組みのことです。免震アイソレーターと呼ばれる装置を建物と
地面の間に入れ、地震の揺れが伝わりにくくしています。
このゴム製などの装置が地震の強い揺れを吸収し、ゆっくりとした
動きに変えることで建物に伝わる揺れのエネルギーを小さくします。
耐震や制振構造はしなる等に揺れるのが特徴ですが、免震構造は
ゆっくり水平移動小するように揺れるので、建物の中にいる人は
強い揺れを感じにくくなります。
いかがでしょうか?
同じような意味合いの言葉に聞こえますが、その仕組みは似て非なるもの。
ご自身が物件をご購入される際には、今回のコラムのことを思い出しながら
建物の構造などに注目して頂ければ幸いです。
では最後までお付き合いただきありがとうございました!
また次回のコラムでお会いしましょう!
いつも皆様には大変お世話になっております。
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
“地震大国日本”と言われるように、日本は他国に比べて非常に地震の多い国です。
東北で起こった大震災の影響もあり、いざ自分の物件が震災の被害を受けたらどうしよう…
と考えられるオーナー様も少なくはないようです。
そこで、今回のコラムでは震災に備え、建物に施す「耐震・制振・免震」の違いについて
ご説明したいと思います!
【耐震構造】~柱や梁を頑丈にして、地震の揺れに耐える~
マンションは鉄筋コンクリートの柱や梁、壁などの骨組み(構造躯体)で建物を
支えています。建物の重さを支えるので、下の階ほど柱や梁が上部に作られています。
この躯体の強度を強くして、建物が地震で倒れないように耐える仕組みが
耐震構造です。地震の大きさによっては壁にヒビが入ることがありますが、
それにより建物全体が倒壊することを防ぎます。この耐震構造は地面に
固定されてしなるように揺れるため、一般的には上の階に行くほど振れ幅が
大きく、揺れ方が大きくなります。
【制振構造】~設置された制振部材が地震の揺れを吸収する~
地震や強風による振動を弱めるために、クッションの働きをする
ダンパー(緩衝剤)と呼ばれる精神部材を組み込むのが制振構造です。
地震が発生すると制振部材が揺れを吸収し、揺れる時間が短くなるので
構造躯体が損傷しにくくなります。これは地震の揺れだけではなく、
強風による揺れにも効果があるので、採用するタワーマンションに採用
されることが多いです。一般的に上層階ほど揺れが大きくなる点は
耐震構造と同様ですが耐震構造よりも揺れる時間が短くなります。
【免震構造】~免震装置で建物に揺れを伝えにくくする~
免震構造は、地面に接する基礎部分などに免震装置を設置して地面と
建物を切り離し、建物に地震の揺れが直接伝わらないようにする
仕組みのことです。免震アイソレーターと呼ばれる装置を建物と
地面の間に入れ、地震の揺れが伝わりにくくしています。
このゴム製などの装置が地震の強い揺れを吸収し、ゆっくりとした
動きに変えることで建物に伝わる揺れのエネルギーを小さくします。
耐震や制振構造はしなる等に揺れるのが特徴ですが、免震構造は
ゆっくり水平移動小するように揺れるので、建物の中にいる人は
強い揺れを感じにくくなります。
いかがでしょうか?
同じような意味合いの言葉に聞こえますが、その仕組みは似て非なるもの。
ご自身が物件をご購入される際には、今回のコラムのことを思い出しながら
建物の構造などに注目して頂ければ幸いです。
では最後までお付き合いただきありがとうございました!
また次回のコラムでお会いしましょう!