スタッフブログ
不動産投資セミナーの和不動産による日々の活動・イベント開催レポと
中古ワンルームマンション経営のお役立ち情報をお届けします！
2015/5/11【かつての人気設備…今では不人気設備筆頭？】
こんにちは！
いつも皆様には大変お世話になっております。
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
弊社のセミナーでもお客様からよく聞かれるご質問。
「３点ユニットの物件って賃貸の需要はどうなんですか？」
価格も安価で不動産市場参入の際に検討される方も多い
お風呂場が３点ユニットになっている物件。
今回のコラムでは、３点ユニットバスの賃貸需要の推移について
書かせていただきたいと思います。
＊お風呂とトイレは別が良い！３点ユニットバスに対する世間の声
駅から徒歩３分、築25年のRC造のマンションを所有しているとあるオーナー様。
その物件は約30㎡の広さのお部屋に、室内洗濯機置き場もあり、立地も駅３分と
好立地なため長い間高い水準の入居率を保ち続けていました。
しかし、ある時期を境に内見は入るのになかなか入居が決まらないという
ケースが続くようになってしまったそうです。
不思議に思い管理会社に問い合わせたところ、
「最近の入居者さんはバスとトイレが別になっているお部屋を
好む傾向が強いので、３点ユニットバスのままだと入居がなかなか
決まりにくいんですよ。今後のこともありますし何かしらの対策を
した方が良いですよ。」
との指摘を受けたそう。
空室は不動産運用において大きなリスクです。
入居者が決まらないという問題を打破すべく、アドバイスを参考に、
その後そのオーナー様は入居者が退去したタイミングを見計らって
各部屋の浴室をバス・トイレが分離されたものに改装する工事を
施している途中だそうです。
しかしその工事費のことを考えると……素直に工事してよかったですねとは
言いづらいかもしれませんね。汗
＊セパレートでなければ選択肢から除外…３点ユニットは過去の遺物に
バスとトイレ、洗面所が一体になった３点式ユニットは、かつて賃貸市場で
もてはやされた設備でした。それまでの日本にはなかった斬新なスタイルが
若者を中心とした賃貸ユーザーの目にとまり、欧米のホテルを思わせるような
その容貌がオシャレに映ったために高い人気を誇りました。
なんだか日本のミーハーな国民性に思わずクスリとしてしまいますね。笑
また、見た目や雰囲気だけでなく、水回りをコンパクトにまとめることで
限られたスペースを有効に活用できる上にコストも大変安く抑えられるため、
オーナー様からも入居者様からも非常に重宝されていました。
特に都心では、限られた敷地の中でできるだけ多くの戸数を確保しなければ
ならない賃貸住宅にとって、この３点ユニットはまさにうってつけのものだったのです。
しかし、３点ユニットが普及し使用者が増えることにより、時間と共に
水回りの３点が集約されていることのデメリットが明るみになってくるとともに
状況は一変したのです。
「シャワーを使うと便座が濡れる…」
「カビが生えやすく見た目にも衛生上でも良くない」
「誰かが入浴しているとその間トイレが使えない」
など、様々な使い勝手の悪さなどから賃貸ユーザーから
倦厭されるようになっていきました。
やがてこの倦厭は入居率や家賃にまで悪影響を及ぼすようになり、
今ではお部屋探しの際に３点ユニットというだけでお部屋選びの
候補にすら選ばれないことも珍しくありません。
建設当時は人気のあった３点ユニット。
しかし、時代の流れは変わり、皆様が思っている以上に
入居者様の需要は「バス・トイレ別」へと傾いています。
まだ物件を購入されていない方は、価格や立地などももちろん重要では
ありますがお部屋の内装や設備などにも注目して物件を選定することを
お勧めいたします。
またもうすでに３点ユニットの物件をお持ちの方であれば、
先にも書きましたように、入居者のニーズを獲得し続けるためには
何かしらの対策を投じた方が賢明かもしれません。
投資用不動産を購入するときのポイントは「自分の買いたい物件」ではなく
「入居者の住みたい物件」を購入することです。
今回のコラムが少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました！
また次回のコラムでお会いしましょう！
いつも皆様には大変お世話になっております。
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
弊社のセミナーでもお客様からよく聞かれるご質問。
「３点ユニットの物件って賃貸の需要はどうなんですか？」
価格も安価で不動産市場参入の際に検討される方も多い
お風呂場が３点ユニットになっている物件。
今回のコラムでは、３点ユニットバスの賃貸需要の推移について
書かせていただきたいと思います。
＊お風呂とトイレは別が良い！３点ユニットバスに対する世間の声
駅から徒歩３分、築25年のRC造のマンションを所有しているとあるオーナー様。
その物件は約30㎡の広さのお部屋に、室内洗濯機置き場もあり、立地も駅３分と
好立地なため長い間高い水準の入居率を保ち続けていました。
しかし、ある時期を境に内見は入るのになかなか入居が決まらないという
ケースが続くようになってしまったそうです。
不思議に思い管理会社に問い合わせたところ、
「最近の入居者さんはバスとトイレが別になっているお部屋を
好む傾向が強いので、３点ユニットバスのままだと入居がなかなか
決まりにくいんですよ。今後のこともありますし何かしらの対策を
した方が良いですよ。」
との指摘を受けたそう。
空室は不動産運用において大きなリスクです。
入居者が決まらないという問題を打破すべく、アドバイスを参考に、
その後そのオーナー様は入居者が退去したタイミングを見計らって
各部屋の浴室をバス・トイレが分離されたものに改装する工事を
施している途中だそうです。
しかしその工事費のことを考えると……素直に工事してよかったですねとは
言いづらいかもしれませんね。汗
＊セパレートでなければ選択肢から除外…３点ユニットは過去の遺物に
バスとトイレ、洗面所が一体になった３点式ユニットは、かつて賃貸市場で
もてはやされた設備でした。それまでの日本にはなかった斬新なスタイルが
若者を中心とした賃貸ユーザーの目にとまり、欧米のホテルを思わせるような
その容貌がオシャレに映ったために高い人気を誇りました。
なんだか日本のミーハーな国民性に思わずクスリとしてしまいますね。笑
また、見た目や雰囲気だけでなく、水回りをコンパクトにまとめることで
限られたスペースを有効に活用できる上にコストも大変安く抑えられるため、
オーナー様からも入居者様からも非常に重宝されていました。
特に都心では、限られた敷地の中でできるだけ多くの戸数を確保しなければ
ならない賃貸住宅にとって、この３点ユニットはまさにうってつけのものだったのです。
しかし、３点ユニットが普及し使用者が増えることにより、時間と共に
水回りの３点が集約されていることのデメリットが明るみになってくるとともに
状況は一変したのです。
「シャワーを使うと便座が濡れる…」
「カビが生えやすく見た目にも衛生上でも良くない」
「誰かが入浴しているとその間トイレが使えない」
など、様々な使い勝手の悪さなどから賃貸ユーザーから
倦厭されるようになっていきました。
やがてこの倦厭は入居率や家賃にまで悪影響を及ぼすようになり、
今ではお部屋探しの際に３点ユニットというだけでお部屋選びの
候補にすら選ばれないことも珍しくありません。
建設当時は人気のあった３点ユニット。
しかし、時代の流れは変わり、皆様が思っている以上に
入居者様の需要は「バス・トイレ別」へと傾いています。
まだ物件を購入されていない方は、価格や立地などももちろん重要では
ありますがお部屋の内装や設備などにも注目して物件を選定することを
お勧めいたします。
またもうすでに３点ユニットの物件をお持ちの方であれば、
先にも書きましたように、入居者のニーズを獲得し続けるためには
何かしらの対策を投じた方が賢明かもしれません。
投資用不動産を購入するときのポイントは「自分の買いたい物件」ではなく
「入居者の住みたい物件」を購入することです。
今回のコラムが少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました！
また次回のコラムでお会いしましょう！
