スタッフブログ(2015年5月18日)
不動産投資セミナーの和不動産による日々の活動・イベント開催レポと
中古ワンルームマンション経営のお役立ち情報をお届けします!
2015/5/18【知ってほしい!不動産サブリース問題①】
いつも皆様には大変お世話になっております。
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
不動産運用を考えている、もしくは行っている方ならば一度は聞いたことがあるであろう
「不動産サブリース」。一見うま味のありそうな投資手法とうたわれることの多いこの
投資法ですが、その裏にはいったいどのような実態があるのでしょうか?
今回のコラムでは、「不動産サブリースの問題点と現状」について書かせて
頂きたいと思います!
*そもそも「不動産サブリース」って何?
サブリースとは、「転貸、又貸し」という意味です。
不動産運用におけるサブリースとは、アパート経営などで
不動産管理会社が、転貸を目的としてオーナー様からお部屋などを
物件丸々一括で借り上げることを指す場合が多いです。
要するに、まずアパートなどの物件自体をオーナー様に建ててもらい、
それを不動産管理会社で借り上げる代わりに固定の家賃を
払い続けるという契約をします。謳い文句としては、
少ないリスクでアパート経営をすることができますよ、という仕組みです。
もともとワンルームに比べて空室率が高いといった意味でリスクの高さが
あげられるアパートですが、この契約ならば家賃も保証してくれるし
良い投資法に思えますよね。しかし、実はこの契約の中には様々なトラブルや
問題が多いのが現状なのです。
*サブリースのトラブル①「空室リスクの負担」
サブリース契約の落とし穴の一つが「空室リスクの負担」。
家賃保証があるのに何故?と思われるかもしれませんが、
そこには巧妙な裏側があるのです。
トラブルの発端は、不動産業者の甘い言葉から始まります。
現状で特に活用していない土地の保有者などに対し、
「この土地を宅地にしてアパートを建てませんか?
建てていただいたアパートは弊社一括して借り上げして家賃を
保証いたしますし、管理まで行いますのでお手間もかけません。
アパートを持っていれば節税効果もありますし、他の投資に比べて
安全で確実な資産運用ですよ」
と声をかけるのです。確かに、土地として持っているだけでは
固定資産税もばかにならないし、家賃保証があるならばアパートを
建てた方がお得に思えますよね。
しかも、多くの場合サブリース契約を結ぶ不動産業者とアパートの建築を
請け負う建設業者は同一、もしくは関連会社であるなど一定の提携関係に
あります。ということは提携してる分価格も安く抑えられるのでは…?と
思いがちですが、実はその全く逆。そもそもその膨大な建築費用を目当てとした
建築契約をさせるために、サブリースのメリットを謳いサブリース契約と建築契約を
ワンセットで販売しているのです。先にも書いたように、アパートのデメリットは
その高い空室率。不動産管理会社としても、空室が出てしまってはその分の家賃を
自己負担しなければなりません。しかし、それでは会社に損益がでてしまいます。
そこで、空室になった場合の補償家賃分の金額をアパート建築費に上乗せするのです。
オーナー様から見ると安心の家賃保証も、もとはと言えば自分自身が建築費用として
捻出したものが返ってきているだけ・・・。
結局はオーナー様がリスクを負担しているのです。
安全な投資をしているつもりが実は甘い汁を吸われていたなんて…
ちょっとした怪談話の落ちを聞いたような怖さがありますね…。
次回の私のコラムでは、今回の話に引き続き「不動産サブリース」の
問題点、「家賃の引き下げ」について書かせていただきたいと思います。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました!
また次回のコラムでお会いしましょう!
不動産投資セミナーでおなじみの和不動産、
Web担当の小西です。
不動産運用を考えている、もしくは行っている方ならば一度は聞いたことがあるであろう
「不動産サブリース」。一見うま味のありそうな投資手法とうたわれることの多いこの
投資法ですが、その裏にはいったいどのような実態があるのでしょうか?
今回のコラムでは、「不動産サブリースの問題点と現状」について書かせて
頂きたいと思います!
*そもそも「不動産サブリース」って何?
サブリースとは、「転貸、又貸し」という意味です。
不動産運用におけるサブリースとは、アパート経営などで
不動産管理会社が、転貸を目的としてオーナー様からお部屋などを
物件丸々一括で借り上げることを指す場合が多いです。
要するに、まずアパートなどの物件自体をオーナー様に建ててもらい、
それを不動産管理会社で借り上げる代わりに固定の家賃を
払い続けるという契約をします。謳い文句としては、
少ないリスクでアパート経営をすることができますよ、という仕組みです。
もともとワンルームに比べて空室率が高いといった意味でリスクの高さが
あげられるアパートですが、この契約ならば家賃も保証してくれるし
良い投資法に思えますよね。しかし、実はこの契約の中には様々なトラブルや
問題が多いのが現状なのです。
*サブリースのトラブル①「空室リスクの負担」
サブリース契約の落とし穴の一つが「空室リスクの負担」。
家賃保証があるのに何故?と思われるかもしれませんが、
そこには巧妙な裏側があるのです。
トラブルの発端は、不動産業者の甘い言葉から始まります。
現状で特に活用していない土地の保有者などに対し、
「この土地を宅地にしてアパートを建てませんか?
建てていただいたアパートは弊社一括して借り上げして家賃を
保証いたしますし、管理まで行いますのでお手間もかけません。
アパートを持っていれば節税効果もありますし、他の投資に比べて
安全で確実な資産運用ですよ」
と声をかけるのです。確かに、土地として持っているだけでは
固定資産税もばかにならないし、家賃保証があるならばアパートを
建てた方がお得に思えますよね。
しかも、多くの場合サブリース契約を結ぶ不動産業者とアパートの建築を
請け負う建設業者は同一、もしくは関連会社であるなど一定の提携関係に
あります。ということは提携してる分価格も安く抑えられるのでは…?と
思いがちですが、実はその全く逆。そもそもその膨大な建築費用を目当てとした
建築契約をさせるために、サブリースのメリットを謳いサブリース契約と建築契約を
ワンセットで販売しているのです。先にも書いたように、アパートのデメリットは
その高い空室率。不動産管理会社としても、空室が出てしまってはその分の家賃を
自己負担しなければなりません。しかし、それでは会社に損益がでてしまいます。
そこで、空室になった場合の補償家賃分の金額をアパート建築費に上乗せするのです。
オーナー様から見ると安心の家賃保証も、もとはと言えば自分自身が建築費用として
捻出したものが返ってきているだけ・・・。
結局はオーナー様がリスクを負担しているのです。
安全な投資をしているつもりが実は甘い汁を吸われていたなんて…
ちょっとした怪談話の落ちを聞いたような怖さがありますね…。
次回の私のコラムでは、今回の話に引き続き「不動産サブリース」の
問題点、「家賃の引き下げ」について書かせていただきたいと思います。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました!
また次回のコラムでお会いしましょう!