スタッフブログ(2021/04/14)
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2021/04/14 歴史から「令和バブル」を学び、備えよう
皆さん、こんにちは!和不動産スタッフブログ担当です。
春本番!東京は気温も20℃を超える日が増え、気がつけばゴールデンウィークもすぐそばに見えてきましたね。
とはいえ、東京も大阪等に続き、「まん延防止等重点措置」が発令されたりと、新型コロナ感染者も全国的に増えておりますので、暖かくなり気が緩みがちですが、引き続き気を引き締めて、日々の生活を送るようにしてきましょうね。
ところで、最近のYahooニュースで、『年収600万円でも、普通に貯蓄しているだけでは「老後の資金が不足する」かもしれない』という内容を目にしました。
年収600万円と言えば、日本人の平均年収436万円からすると高いほうですし、ちゃんと貯蓄をすれば人生 100年が無事に過ごせると思いますよね。ところが、実際は、日本人の年収はどんどん下がっていくようです。さらに、コロナ禍で国の借金も増え、公的年金も本当にあてにできなくなっていきます。
そのため、現役時代にいかに年収を上げるか、そしていかに支出を下げて貯蓄を増やすか、またその増えた貯蓄を寝かさず運用して老後資金を作れるかどうかが、「ギリギリ老後」と「豊かな老後」の分かれ道だと思います。
恐らくですが、老後に不安のない方はいらっしゃらないはずですので、ぜひ、4月17日(土)13:00~ 開催のオンラインセミナー、【「豊かな老後」VS「ギリギリ老後」インカムゲインがあなたを救う】へご参加いただき、豊かな老後のために、早めの準備をしていただければと思います。
長生きは良いことですが、生きていくにもお金が必要です。年を取って働くことが出来ず、さらに年金も出ないとなれば、悲惨な老後を送ることになってしまうかもしれません。
このセミナーでは、あてにできない公的資金を嘆くのではなく、またお金を切り詰めて、心を荒ませるのでもなく、豊かな老後を迎えられるために、安定したインカムゲインを作る方法をお教えいたします!
【WEB開催】「豊かな老後」VS「ギリギリ老後」インカムゲインがあなたを救う
4月17日(土)13:00〜 講師:代表 仲宗根和徳
本日のトピックスは、「歴史から「令和バブル」を学び、備えよう」というテーマでお送りいたします!
■歴史から「令和バブル」を学び、備えよう
猛威を振るう新型コロナウイルスも、世界的にワクチン接種の準備が少しずつ進んでいます。依然として日本国内でも感染者は増えておりますが、具体的な時期は分からなくともいつかは終息する日が来るでしょう。
ところで皆さまは「アフターコロナの世界」を考えておりますでしょうか?経済が再び動き出し、控えられていた消費がまた活発になると、景気の回復が見られる可能性もあります。
また、一方で、株価はバブル崩壊後最高値を付け、直近も3万円前後をたたき出しており、「今の株価はバブルなのか」と思われる方もいるのではないでしょうか。
過去には日本でも1980年代のバブルを経験したことがあり、その後のバブル崩壊や、2008年のリーマンショックも経験しましたが、投資の上で大事なことは【歴史から学ぶ】という視点です。
バブルを怖がって見えない未来を怖がり、何もしないで紋々と悩むより、今の状態から【やっておくべきこと】【やってはいけないこと】を想定して、「想像力・妄想力」を働かせて、未来をイメージすることが大事です。
今回のコロナ禍もそうですが、確実に言えるのは「想定外が起きるのが当たり前の時代」に突入したことだけは事実なので、過去の歴史から紐解き、『やっておくべきこと』を早目に準備していきましょう。
【やってはいけないこと】【やっておくべきこと】は下図の通りです。
【やっておくべきこと】は、
① 歴史から学ぶ
② 現状を把握
③ 未来のシナリオパターンを考える
ここで、自分の「想像力・妄想力」を働かせます。
【やってはいけないこと】は
① 歴史に学ばない
② 過度に恐れる
③ いつまでも現状が続くと思わないこと
「想定外だから、仕方がない」とあきらめて、自暴自棄になったり、何もしないで立ち止まってしまうことです。
想定外というのは、過去から学ばず、将来のシナリオを何も考えなかったことで起こる事象です。反対に、過去を学べば、過去の失敗から、将来を推測し、いくつかのシナリオパターンを想定しておけば、想定外がなくなり、過度に恐れることもなく、冷静に未来の想像が出来ます。
「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で熟成し、幸福感で消えていく」と言われています。
過去に習うと、バブルの芽が生まれ、成長し、崩壊するまでには、「危機・恐怖」⇒「金融緩和・財政政策」⇒「過度な楽観」⇒「投資対象の盛り上がり」⇒「バブルの正当化」⇒「投資の民主化」⇒「株価の強気予想」⇒「崩壊のきっかけ」という流れが存在します。
それではこの流れに沿って、以下の重要な経済危機を見ていきましょう。
●日本経済バブルの崩壊
●リーマンショック
●日本経済バブルの崩壊
1980年代後半の日本バブルを例にとってみましょう。
1985年、プラザ合意で始まった円高で【危機】に直面し、過度の円高恐怖症という【恐怖】の中で、【金融政策・財政出動】による低金利政策と公共投資が行われました。その低金利政策によって不動産バブルが発生しました。
すると今度は「日本が米国に代わり覇権国家になる」といった【過度な楽観論】が生まれ、不動産の膨大な含み益を考慮して株価判断する状態が生まれ、「日経平均株価10万円!」といった報道や、一般市民の誰もが株式市場に参加するまさに【投資の民衆化】が進みました。あまりにも株価が上がってしまったため、それを「バブル=泡」と言われ、それを抑制するために金融当局は、最終的には利上げを実施しましたが、利上げのタイミングが遅れたことが今でも重大な反省点となっています。
【強気な相場】が支配的な中では、引き締めへの政治的抵抗はあまりにも強く、経済的摩擦も当然大きくなりますので、金融引き締めが遅れたことにより、バブル崩壊後のダメージがあまりにも大きなものとなってしまったのです。
1990年代初めのバブル崩壊後、我が国は「失われた20年・30年」と呼ばれる時代に突入します。バブルを正常化させる方法が、原理的には「利上げ」でありながら、一方では「バブル崩壊」の引き金にもなってしまうのです。その後30年も株価の低迷にあえいだ過去を振り返ると、「バブル」を「正常化」まで戻すには金利政策の難しさを思い知らせることになりました。
●リーマンショック
続いてリーマンショックの例を見ていきましょう。
2001年9月11日の米国の同時多発テロとその後の2003年のイラク戦争という二つの【恐怖と危機】に米国が直面するところからストーリーは始まります。それら社会不安にジョージ・W・ブッシュ政権が反応し、低金利の長期化や減税など【金融政策・財政出動】が実施されました。
当時、ブッシュ政権下では「オーナーシップ社会」が掲げられました。オーナーシップ社会とは、「各個人が資産を所有すれば、『持てる者(資本家)と持たざる者(労働者)』の対立がなくなる」という概念で、政府や社会保障に頼らず自己責任で生きていく社会のことです。
オーナーシップ社会実現のために当時の政権が注力していたのが、住宅所有者の階層を広げる政策です。信用力の低所得者向けの住宅融資、いわゆるサブプライム・ローンを提供した結果、結局そういった層の人達がローンを返済することができなくなり、金融危機の発端となりました。また、証券化では、サブプライム・ローンの格付けは、本来はCCCランク(債務不履行の危険性がある)でしたが、他の金融商品と抱き合わせで売られた結果、AAAランク(債務履行の可能性が最も高い)にまで偽装されてしまったのです。これが【過度な楽観】となり、【投資の民衆化】を呼びます。
そして、最後は損失見積もりの過小評価によって投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻したことが【引き金】となり、「崩壊」し、リーマンショックと呼ばれる世界規模の金融危機が発生しました。
目に見えないテロの「恐怖」から今度は、再び「危機」に直面した米国では、3度の大規模金融政策を行いましたが、それでも、リーマンショックの回復までにはかなりの時間を要し、出口戦略は苦戦しました。
出口として考えられる2013年5月の、FRB議長の「テーパリングという量的緩和の段階的縮小」の発言で、当時金利が急上昇し、株価が急落し、経済にも打撃を与えました。そのため、リーマンショックの立ち直りの時期は前述のように、出口戦略の失敗により、遅くなった過去があります。
それだけ、過去を振り返っても、崩壊後の回復までの金融政策の舵取りは困難を極め、予想することも難しいのですが、現在のコロナ禍の状況も、ワクチンの接種が始まり、経済の正常化が予想でき、「金融政策の出口を意識できる」状況が、リーマンショック後の動きとリンクすることから、最近の金利上昇は敏感に反応すべき点です。
●コロナショックでの株高を斬る!
上記のように、日本経済のバブルの崩壊や、米国のリーマンショックが類似した経済動向の末に発生したという点はご理解頂けたかと思います。
それでは現在世界を覆っているコロナ・ショックは今後どのような影響を見せるのでしょうか?現在の株高傾向はバブルに繋がるのでしょうか?
過去の2回の金融危機になぞらえて、コロナショックのこれまでを振り返ってみましょう。
感染拡大と史上最悪の景気後退に、世間は【恐怖】を感じ、マーケットへの【危機】が訪れました。各国は【大規模な金融政策・財政出動】を実施。それにより、有り余ったマネーが株式市場に流れ込み、DX、ESG、医療、脱炭素などに、投資マネーが向かい、日経平均株価4万円という予想も出てきています。
実態経済はダメージを受けている中で、株高が続いている今の状況は、ひょっとするとバブルなのか?というように思われる方もいらっしゃるでしょう。
一方、相場には4つのサイクルが存在します。そのサイクルは過去に何度も繰り返され、セオリーが出来上がっているのです。ですので、そのサイクルと現在のポジションを理解すれば、この先の相場や経済の流れを予測できるのです。
4つのサイクルとは、「金融相場」⇒「業績相場」⇒「逆金融相場」⇒「逆業績相場」があり、そのサイクルに当てはめると、現状は、世界規模の量的緩和を行っている「金融相場」にいます。そして、「金融相場」の次には、必ず「業績相場」がやってくるので、今はその移行時期といえるでしょう。
「金融相場」では、量的緩和により株価が大きく上昇します。実体経済とのかい離によりバブルという局面ともいえます。ですが、やがて来る「業績相場」では、金融緩和が縮小し、業績に応じ株価がゆっくり上昇していきます。
一時、約6割の企業が現役となっていた企業業績も回復してきております。そして、今後さらなる企業業績回復への期待は高まっており、株高の上昇基調が継続すると見込まれています。
また、世界株高の根底にあるのは、米国の金融緩和財政出動の影響が最も強く、今後のGDP成長率を大きく押し上げることに繋がります。更に、現金給付などのマネーが株式市場に再度流れ込む構図は続くと予想できます。
以上のように、現状の金融政策が継続される限り株高は継続します。ただし、金融政策が継続されるかは、米国の雇用情勢が大きく影響します。
2月の米国の雇用統計をみると、雇用改善が裏打ちされ、米国の長期金利が上昇トレンドを辿っていくと予想されます。
とはいえ、前回のリーマンショックの出口戦略の失敗を繰り返さないためにも、FRBも、細心の注意を払っており、利上げや量的緩和の縮小は「当面ない」と強調しております。
以上のように、過去から読み解くと、今回のコロナショックも、以下のようなシナリオが予想されてくるのではないでしょうか。
・株高傾向
・アフターコロナ後に訪れる経済正常化
・マーケットの出口戦略への意識
投資や経済の先行きを予想するためには、過去の失敗やリスクをきちんと勉強し、それを理解し、現在がどのポジジョンであるかを見極め、次回のシナリオのために準備することが重要です。
「歴史は繰り返す」というように、過去から学ぶことは大変有益です。私達が薦める不動産投資でも、過去から現在までの流れやトレンドを学び、その学びから不確定な将来の要素を回避し、確定的な要素を生み出していけるようにしていくと、失敗のリスクも削減できると思います。
今月の4月24日(土)に、丁度、今回のトピックのテーマでもある歴史から学べる不動産投資のセミナーが開催されます。江戸時代から続く不動産投資ですが、過去の失敗を勉強し、現代及び将来の不動産投資で成功できるポイントが存分に織り込まれていますので、ぜひご参加ください!
【本社開催】不動産投資の失敗を江戸の歴史から学ぼう!
4月24日(土)13:00〜 講師:代表 仲宗根和徳
皆様、今回のスタッフブログはいかがでしたか?
今回は、コロナショックで見られる現在の株高をバブルと呼ぶのか、また、過去の歴史から日本のバブル崩壊及び米国のリーマンショックという経済危機からの回復までの道筋を辿ってみました。
重要なポイントは株価に連動して実体経済が回復しているのかどうか、そして出口戦略である金融引き締の度合いとタイミングの見極めです。
その一方で、当社が薦める「都心中古マンション経営」は今回のような経済の影響を受けにくく、設備や立地など、入居者のニーズに応えることで安定的に家賃収入を確保できる手堅いと投資といえます。
株価と不動産価格は連動しているとも言われており、本日お伝えしたうように、今後も株高が続けば、不動産価格も下がりません。ワクチンの接種などで確実にアフターコロナも見えてきておりますので、弊社の4/24(土)の江戸時代の不動産投資セミナーを聞いていただき、怖がらずに、将来の不動産投資のポイントを抑えてみてはいかがでしょうか。
これからも、オーナー様の安心の老後や自己実現達成に、和不動産をお引き立て頂ければ幸いです。
今後もスタッフブログでは、皆様の”ためになる”情報をどんどん発信していきます!既に不動産投資をされている方も、これから不動産投資を始める方も、皆様の不動産投資を成功に導けるような有益な情報となるように、がんばってまいります!
それでは、今回のスタッフブログはここまで。次回もぜひご覧ください! さよなら、さよなら。