スタッフブログ(2022/10/12)
和不動産スタッフブログでは、投資に関する有益な情報をお届けします!
経済や時代の変化によって変動する不動産市況について知りたい方、
マンション投資をご検討中の方は、ぜひ本スタッフブログをご確認ください。
2022/10/12 富裕層は低税率で課税されている?
皆さんこんにちは。和不動産スタッフブログ担当です。
早いもので、もう10月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日所々でニュースになってたと思うのですが、今月1日から「日本一高い」といわれた鉄道・北総線の運賃が値下げされました。
じつは、私、北総線の通勤ユーザーでして、まさにビッグニュースです(^^
これまでどれだけ高かったのかと申しますと、某駅から会社のある秋葉原(正確には岩本町駅)まで所要1時間強なのですが、月の定期代4万円超えでした。3ヶ月定期だと12万円超えですから、とんでもなく高いです・・・
で、今回の値下げで月4万円弱にまで下がりました。いやー、それでも高いですが、値上げラッシュの昨今、少しでも値下げはありがたい限りです。(もっとも定期代は会社負担ですけどね。会社に感謝!)
しかし、電車代の値上げ経験ならいくらでもあるんですけど、値下げを体験するのは人生で初めてかもしれません(笑) 今回の北総線の場合特殊ケースなわけですが、これが起爆剤になって、沿線人口が増え売上も増え、さらなる値下げが実現されるということになればよいんですけどね…
さて、本日のテーマは、『 富裕層は低税率で課税されている? 』でお送りいたします!
■富裕層は低税率で課税されている?
政府の税制調査会が、令和4年の総会の中で、富裕層への所得課税の在り方を議論したというニュースがありました。
所得1億円を超える富裕層の所得内訳の、実に6割が税率の低い種別だったそうです。
株式や土地の売却などの利益で、所得1億円を超える納税者は1.9万人。
所得の合計は5.6兆円にもなります。
その内3割が非上場株式の売却益で、同族会社のオーナーやスタートアップの創業者が得ているようです。
この記事の意味するところは、富裕層の課税状況に公平性が足らないと読む事が出来そうですが、換言すれば、富裕層ほど税金対策を行っているという記事でもあります。
つまり、富裕層ほど金融リテラシーが高く、お金の賢い運用を行っている裏返しとも言えるでしょう。
今回、お金持ちが、何故お金持なのかを考えていきたいと思います。
●日本の富裕層は税金が高い?
日本の所得税は超過累進課税という方式を採用していて、所得の高い人ほど税率が高いことは良く知られています。
最高税率は所得4000万円以上に課税される45%となります。
住民税と併せると実に55%にもなる訳です。
これだけ見れば、日本の高所得層は税金が高いのではないかと思いますが、どうもそうではないようです。
税制調査会が話題に挙げるということは、富裕層の税の実態に盲点があるという事になります。
それは所得税率こそ高い税率なのですが、富裕層はその所得税を払っていない実態があるのです。
日本とアメリカのGDPは4倍程度の差がありますが、徴収されている所得税では10倍以上もの開きがあります。
累進課税により、所得税の課税率は高いはずなのに、なぜ所得税の徴収額にこんなにも差があるのでしょうか?
●実質的な税負担は世界一低い?
日本の所得税は世界的にも税率は高水準です。
しかし、富裕層の所得が株式の配当であると話は変わります。
日本では配当所得の税率は住民税と併せて一律20%となっています。
これは世界でもダントツに低い税率になります。
所得の高い富裕層になった際に、所得の内訳を給与や営業収入から配当収入に交換することが可能になったらどうでしょうか?
富裕層となり所得の形をコントロール出来るようになれば、課税額をサラリーマン並みに抑えることが可能となるのです。
実際、下記のグラフを見ると所得が1億円になるまでは累進課税で納税額が伸びていますが、さらに高くなると納税割合が下がっていることが見てとれます。
これは1億円の壁と呼ばれており、日本では所得が1億円を超えたところから、納税割合が下がっていく傾向にあるのです。
●富裕層ほど金融リテラシーが高い
富裕層ほど税金の事や資産の事に関して詳しいものです。
日本の税制が、富裕層に有利であるという事は事実に過ぎません。
大切なことは、富裕層が有利な税制の活用方法を知っていて実践しているという事です。
沢山の人がこの事から学べるのはルサンチマンになり、税の不公平を嘆くのではなく、知恵を絞って知識をお金に換える事でしょう。
所得1億円というと浮世離れした話に聞こえるかも知れません。
確かに桁違いの富裕層の事例などは現実感もなく、参考に出来る部分はあまりないように感じます。
しかし、資産からの収入や、給与収入と損益通算させる事など、私達でも出来る対策はいくつもあります。
そのような選べる事の出来る手段から目をそむけて何もしないでいれば一番損を被る事になるでしょう。
●誰しもお金の事を考える事が大切です。
お金のルールは、誰の元にも平等です。
お金のことを勉強して賢く活用する事で、少しでも有利な資産管理を心掛けたいものです。
今日のお金持ちも、全員が最初から金持だった訳ではありません。
誰もが知恵を活かして資産を作ってきたのです。
お金持ちに習って出来る事を始めていく事が大切であると思います。
誰もが与信活用を行う事が出来ます。
しかし、与信は人により異なります。
仕事があり、収入があるのであれば与信を上手く活用する事で、資産を作る事は十分に出来ます。
不動産投資をしている人の殆ど全ての人がもっと早くからやっておけば良かったと言っています。
賢い資産運用をなるべく早いうちに行う事がリスクの小さい投資のコツです。
一獲千金の夢を見るよりも、堅実な運用を今日から始める事が財産形成への近道です。
明日お金持ちになることは無理でも、10年後なら適うかもしれません。
20年後ならより確かになるかもしれません。
資産運用で利益を作るという仕組みを早期に手に入れる事が、資産家への第一歩です。
皆さま、今回のスタッフブログはいかがでしたでしょうか。
知らないと損をする、というのは世の常ですが、それにより、富めるものがより富んで、貧するものがより貧しくなるという世は避けたいものですよね。
そうすると、やはり自分自身で情報収集して、しっかり勉強していくことが必要なのだろうと考えます。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。
次回も是非ともお楽しみに!