不動産投資コラム(40)
最新の不動産投資市況情報や、中古のワンルームマンションなど、
不動産投資に関するコラムをご紹介いたします。
第40回【不動産投資は、多忙に働く会社員に適した投資方法】
会社勤めをしながらお金を増やせる不動産投資とは
景気の低迷、銀行の低利率、企業のリストラなど、私達は日々の暮らしの中でさまざまなリスクに備えていかねばなりません。
真面目に貯金をしておけば、定年後に受け取る年金と合わせて生活ができる時代はすでに終わりを告げ、私達は自分たちで考えてお金を増やしていかなければなりません。
定年を迎え、働かなくなった後も毎日の生活を不安なく送るためには貯えが必要ですが、その手段の一つとして不動産投資が注目されています。
不動産投資は「貯金」とは違い、利益を得る目的で不動産事業に資金を投入することです。
会社員を続けながら給料の一部を不動産投資に回すことで、貯金よりも高い利回りで収入を得る方法です。
不動産投資には、購入した物件を人に貸して定期的に賃料という利益を受け取る方法と購入価格以上の金額で売却して売却利益を得る2つの方法があります。
手間がかかるのは物件の選定から購入後の最初のわずかな期間だけで、経営が安定すればオーナー様は特に何もすることがなくなるので、忙しいサラリーマンの副業にぴったりだと言えます。
長い目で考えれば最初の手間も苦にならない
「経営が安定すれば、特にすることはない」と言っても、物件捜しから銀行への融資依頼や審査待ち、売買契約、銀行との融資契約、売買代金の受け渡しを経て、所有権が自分に移転するまではかなりの手間がかかります。
一般的には2カ月ぐらいかかると言われており、この間は忙しく精神的にも大変な日々が続きます。
これは、物件が1つしかなく価格やその他の取引条件がそのたびに変わり、それに関わる不動産業者の営業マン、銀行の融資担当者、司法書士など複数の人達の関わりも必要となってくるためですが、売買が完了し、所有権が買主のオーナー様へと移転し、入居者が決まってしまえば、その後は毎月の家賃を受け取るだけとなります。
もちろん借主の入れ替わりや部屋のリフォーム、税金の支払いといった業務は引き続き発生しますが、これらの運営は管理会社に委託すればオーナー様の手をわずらわすことはなくなります。
不動産投資は、物件そのものを売買して利益を得る方法よりも、どちらかと言えば長期的な視点で安定した家賃収入を得るという考えで取り組むべき資産運用です。
このように考えれば、最初の2カ月ほどの手間は苦にならなくなります。
不動産投資が会社員に向いている理由
なぜ不動産投資が会社員に向いているのでしょうか。
会社員であれば、会社の信用力を利用して金融機関から融資が受けやすいメリットがあるからです。
一般的に不動産投資を始める場合、物件の購入を全て自己資金でまかなうことは難しいため、銀行から融資を受けます。
融資を受ける際、銀行は物件の収益性や資産性とあわせて融資を受ける人の収入や勤務先の安定性もチェックします。
そのため、普段真面目に会社勤めをしている人は、収入が安定している人だと認められやすく融資が通りやすくなるのです。
同じ収入を得ていても、自営業者よりも会社員の方が融資を受けられる確率は高いと言われています。
株やFXよりも不動産投資の方が会社員向き
不動産投資以外にも利回りの高い財テク方法には、株やFXなどがあります。
これらの取引は、銀行から融資を受ける手間もかからず不動産を購入する金額よりもはるかに少ない自己資金で始められますが、世界情勢や経済状況によって投資環境が日々めまぐるしく変わるため、これらの情報を的確にキャッチして売買をする必要があります。
平日に働いている会社員が本来の仕事を中断して、その取引をすることは実際にはとても難しく、下手をすれば株で損をして、会社の仕事もできない状況に陥る可能性もあります。
不動産を人に貸して賃料を得る場合、家賃収入は株価のように変動がなく、長期間安定した収入を見込めるので、毎日の会社員の仕事に安心して専念することができます。
平日の昼間は本業のサラリーマンで安定収入を確保し、特に何もしなくても毎月安定した家賃収入が長期間得られ、オーナー様の自己資金も着実に増えていくのが不動産投資の魅力です。