FPコラム
ファイナンシャルプランナーによる金融商品に関するコラムです。
【山本俊成 第12回】不動産投資のメリット①
◆不動産投資のメリット◆
今回は「不動産投資のメリット」について、2点ほど触れていきます。(1)保有期間中に継続的な収入が期待できる
不動産投資の収益の源泉となる家賃(賃料)は、景気が良くなる時も悪くなる時もさほど影響を受けず、わりと安定的に推移する傾向があります。上手に不動産投資を行えば、「継続的かつ安定的な収入が入ってくる仕組み」を作れる可能性が高まります。(2)レバレッジが効く
不動産投資は、購入する不動産を担保にローンを組むことができるため、全額自己資金でなくても投資することが可能です。投資した不動産の収益性(利回り)と得られるローンの金利次第では、そこに「差(ギャップ)」が生まれ、少ない投資金額で高い利回り(「レバレッジ効果」)を得るといったことが期待できます。 ちなみに、レバレッジとは、「てこ」のことをいいます。「てこ」は小さな力で重いものを動かす道具です。レバレッジ効果とは、「てこ」のように小さな資金で大きな利益(リターン)を得ることをいいます。ただ、レバレッジを効かすために借入額を多くした方が、効率よく収益を得られるかもしれませんが、その裏側にはリスクがあることを知っておく必要があります。特には金利が上昇した場合が問題となります。金利の上昇によって、ローンの返済額が大きくなると、その分、収益は圧迫されることになる点には留意する必要があります。 ローンの比率については、どの程度リスクを受け入れることができるのか、その度合い(リスク許容度)を勘案する必要があります。リスク許容度は、収入や資産の状況、投資に関する経験や知識など個別の事情によって変わります。投資に際しては、まずは、投資するご自身の収支および資産の現状を把握することから始めると良いでしょう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆≪不動産投資とFXの違い≫★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
一定の保証金を担保にして、その保証金の何十倍もの為替取引を行える「FX」もレバレッジの効く投資商品といえます。ただ、FXの場合は、言ってみれば「個人の信用」を担保にしている点が不動産投資とは大きく異なります。また、レバレッジを効かせ過ぎ、かつ、為替レートが予想に反した動きをして損失が膨らむと追加証拠金などが求められたりします。このようなことは不動産投資ではありません。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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