FPコラム【氏家祥美 第14回】
ファイナンシャルプランナーによる金融商品に関するコラムです。
【氏家祥美 第14回】新婚さんの家計管理 二人でがっちり貯めたYさん夫婦(2)
前回に引き続き、がっちり貯める家計に変貌したYさん夫婦のお話です。
毎日残業続きで忙しく働くふたりは、それまで家計管理をしてきませんでした。ところが、「ライフプラン表を書いて、子どものいないいまが貯め時。そうすれば、将来自由な生活が手に入る」と共通の目標ができた二人は、「家計管理も一つの重要な仕事」と思って取り組むことにしました。
給料が振り込まれたら、お小遣い分を口座に残して、残りを共通の生活費口座に振り込みます。お小遣いは、毎月の平均手取り額の2割に設定。残業が多くて収入が多かった時には、増額分の半分をお小遣いとして残していいというルールも設けました。
収入の8割ずつを一つの口座に集めたら、そこから将来のための貯蓄をします。二人には、いずれ起業をしたいという夢と、海外生活をしたいという夢があります。だから、その目標のために生活を切り詰めて、毎月15万円ずつを先取り貯蓄することにしました。
共働きでも、アラサー世代の夫婦が毎月15万円を先取りすると、自由に使えるお金は少なくなります。パソコンが得意な2人は、家計簿をクラウド化。生活費を使ったら、仕事のすきま時間にクラウド上の家計簿に入力して、いつでもお互いが記入、確認できるようにしました。
また、もともとクレジットカード利用が多かった2人は、生活費を東急カードに集中させました。最寄り駅に東急ストアがあり、よく食材をカードで買うのが一番の理由ですが、パスモのチャージや出張旅費の立替などもすべてこのカード1枚に集約することで、普通に暮らしているだけでもかなりのポイントが貯まるようになりました。ほかにも、生命保険料や新聞代なども同じカードから引き落とすようにしました。お金の流れは以下のようになります。
仕組みができて3か月ほど経っても、楽しく続けられているといいます。成功の理由を聞いてみると、
「自由に使えるお小遣いをしっかりとっているのがいいみたい。家計管理を始める前は、お金の使い方をすべて相手に管理されると思うと、家計管理に前向きになれませんでした。今のやり方なら、洋服や友達とのご飯などにお金を使っても、お小遣いの範囲ならお互い申告する必要がありません。その自由さがあるから、共通部分はしっかり管理しても窮屈に感じないで続けられます」
起業、出産、海外生活。たくさんの夢に向けて、一歩前進を始めた二人でした。
★☆★☆★☆★☆★≪夫婦のルール作り≫★☆★☆★☆★☆★☆
毎日残業続きで忙しく働くふたりは、それまで家計管理をしてきませんでした。ところが、「ライフプラン表を書いて、子どものいないいまが貯め時。そうすれば、将来自由な生活が手に入る」と共通の目標ができた二人は、「家計管理も一つの重要な仕事」と思って取り組むことにしました。
給料が振り込まれたら、お小遣い分を口座に残して、残りを共通の生活費口座に振り込みます。お小遣いは、毎月の平均手取り額の2割に設定。残業が多くて収入が多かった時には、増額分の半分をお小遣いとして残していいというルールも設けました。
収入の8割ずつを一つの口座に集めたら、そこから将来のための貯蓄をします。二人には、いずれ起業をしたいという夢と、海外生活をしたいという夢があります。だから、その目標のために生活を切り詰めて、毎月15万円ずつを先取り貯蓄することにしました。
共働きでも、アラサー世代の夫婦が毎月15万円を先取りすると、自由に使えるお金は少なくなります。パソコンが得意な2人は、家計簿をクラウド化。生活費を使ったら、仕事のすきま時間にクラウド上の家計簿に入力して、いつでもお互いが記入、確認できるようにしました。
★☆★☆★☆★☆★≪クレジットカードの一本化≫★☆★☆★☆★☆★☆
また、もともとクレジットカード利用が多かった2人は、生活費を東急カードに集中させました。最寄り駅に東急ストアがあり、よく食材をカードで買うのが一番の理由ですが、パスモのチャージや出張旅費の立替などもすべてこのカード1枚に集約することで、普通に暮らしているだけでもかなりのポイントが貯まるようになりました。ほかにも、生命保険料や新聞代なども同じカードから引き落とすようにしました。お金の流れは以下のようになります。
仕組みができて3か月ほど経っても、楽しく続けられているといいます。成功の理由を聞いてみると、
★☆★☆★☆★☆★≪成功の理由は≫★☆★☆★☆★☆★☆
「自由に使えるお小遣いをしっかりとっているのがいいみたい。家計管理を始める前は、お金の使い方をすべて相手に管理されると思うと、家計管理に前向きになれませんでした。今のやり方なら、洋服や友達とのご飯などにお金を使っても、お小遣いの範囲ならお互い申告する必要がありません。その自由さがあるから、共通部分はしっかり管理しても窮屈に感じないで続けられます」
起業、出産、海外生活。たくさんの夢に向けて、一歩前進を始めた二人でした。