FPコラム
ファイナンシャルプランナーによる金融商品に関するコラムです。
【山本俊成 第15回】世代別マネープランニングと必要な保障②家族形成期
前回に続き、世代別のマネープランニングと保険を検討する上での基本的な考え方についてお話ししたいと思います。今回は、ファミリー形成期について見ていきます。
結婚は、人生においての大きな節目といえ、経済的な側面からみても同様といえます。特に結婚を機に妻が仕事をやめるような場合は、夫の収入だけで家計を支えていかなければなりません。当然、自由に使えるお金は結婚前と比べると少なくなります。一方、夫婦共働きの場合は、それなりに余裕があることから、趣味やレジャーにお金をかける場合が多く、収入が多い割に貯蓄ができていないこともあります。
したがって、この時期こそライフプランをしっかり立て始める時期といえます。併せて、ライフプランを経済的な側面で実現するための積立てを始めるといった点もポイントになります。保険の加入に際しての保障設計については、妻が仕事をやめるのか、共働きするのかによって異なります。ただ、いずれにしても独身期に加入した保険は見直しする必要はあるでしょう。
子供が生まれると、世帯主の精神的、経済的負担は大きくなります。出産とともに、それまで働いていた妻がやめた場合には、家計の収入がその分減ることになります。一方、家計の支出は、子供の教育、住宅購入といったライフイベントが目白押しになることから、増えることが想定されます。
よって、将来のライフイベントに備え、きちんと資金計画を立てることが重要になってきます。まずは、ライフプランを夫婦話し合いの基にきちんと立て、目標とすべき時期と金額を明確にして、適切な準備を開始しましょう。住宅資金や教育資金など、必ず確保しなければならない資金は安定運用型商品での運用を基本に、教育資金や住宅資金の積立てには前述のような、それに適した商品を柱にプランを作るとよいでしょう。
保険の加入に際しての保障設計については、万が一の保障(死亡保障)の必要性が高まるため、加入している生命保険の見直しは不可欠といえます。世帯主の万が一の保障は、子供の教育費や子供が独立するまでの生活資金、予備資金などのカバーを念頭に必要となる保障額を設定した上で見直しをします。なお、教育資金づくりの際に、学資保険を利用する場合には、世帯主の万が一の保障(死亡保障)との兼ね合いを考える必要があります。
①新婚期
結婚は、人生においての大きな節目といえ、経済的な側面からみても同様といえます。特に結婚を機に妻が仕事をやめるような場合は、夫の収入だけで家計を支えていかなければなりません。当然、自由に使えるお金は結婚前と比べると少なくなります。一方、夫婦共働きの場合は、それなりに余裕があることから、趣味やレジャーにお金をかける場合が多く、収入が多い割に貯蓄ができていないこともあります。
したがって、この時期こそライフプランをしっかり立て始める時期といえます。併せて、ライフプランを経済的な側面で実現するための積立てを始めるといった点もポイントになります。保険の加入に際しての保障設計については、妻が仕事をやめるのか、共働きするのかによって異なります。ただ、いずれにしても独身期に加入した保険は見直しする必要はあるでしょう。
②出産期
子供が生まれると、世帯主の精神的、経済的負担は大きくなります。出産とともに、それまで働いていた妻がやめた場合には、家計の収入がその分減ることになります。一方、家計の支出は、子供の教育、住宅購入といったライフイベントが目白押しになることから、増えることが想定されます。
よって、将来のライフイベントに備え、きちんと資金計画を立てることが重要になってきます。まずは、ライフプランを夫婦話し合いの基にきちんと立て、目標とすべき時期と金額を明確にして、適切な準備を開始しましょう。住宅資金や教育資金など、必ず確保しなければならない資金は安定運用型商品での運用を基本に、教育資金や住宅資金の積立てには前述のような、それに適した商品を柱にプランを作るとよいでしょう。
★☆★☆★☆★☆≪生命保険の見直しはこの時期に≫★☆★☆★☆★☆
保険の加入に際しての保障設計については、万が一の保障(死亡保障)の必要性が高まるため、加入している生命保険の見直しは不可欠といえます。世帯主の万が一の保障は、子供の教育費や子供が独立するまでの生活資金、予備資金などのカバーを念頭に必要となる保障額を設定した上で見直しをします。なお、教育資金づくりの際に、学資保険を利用する場合には、世帯主の万が一の保障(死亡保障)との兼ね合いを考える必要があります。