頭金はいくら必要【山本俊成 第22回】不動産投資のことならアフターフォローも充実の【和不動産】へ

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ファイナンシャルプランナーによる金融商品に関するコラムです。

【山本俊成 第22回】頭金はいくら必要

「住宅購入の際、頭金はいくら用意すればいいでしょうか」というご相談はよくあるご相談の1つです。住宅ローンについての本などでは「頭金は2割用意すべし」とか「頭金は3割が理想」といったように、2割~3割は頭金として用意しよう、という解説が多いです。 

もちろん頭金は多ければ多いほど、毎月の住宅ローン返済は楽になります。例えば、3,000万円の住宅を購入する場合を考えると、頭金の大小によって下表のように返済額に差が出ます(住宅ローンは金利3%で、35年返済、元利均等返済の場合)。 

<3,000万円の住宅を買う場合の毎月返済額>
(金利3%、35年返済、元利均等返済と仮定) 頭金

頭金なしの場合と2割用意する場合では、毎月返済額で2万円以上、総返済額で1,000万円弱差が出ることがわかります。このように、頭金をたくさん用意できれば、ローンの返済は楽になります。 

★☆★☆★☆★☆★☆≪頭金次第で優遇も≫★☆★☆★☆★☆★☆

また、頭金が2割以上あると、住宅ローンの適用金利が優遇される場合も多いです(例えば、頭金が2割以上あると金利が0.2%優遇される場合が多い)。以上を考えると、これから住宅購入のためのお金を貯めていく人であれば、頭金2割というのは1つの目安になるでしょう。 

現在住宅購入の具体的行動に入っている人の場合は、無理して頭金の割合にこだわる必要はないと思います。今後のライフプランと家計シミュレーションがしっかりしていれば、頭金が2割未満であっても問題はない、と考えています。頭金を貯めている間に金利があがってしまっては元も子もありません。ライフプラン設計を行い、キャッシュフロー表で将来家計シミュレーションをし、自分が「返せる金額」を把握した上で予算を組めるのであれば、頭金はたとえゼロであってもその資金計画は間違っていない、と言えます。逆に頭金がたくさんあっても、将来の家計シミュレーション(キャッシュフロー表)が破綻している場合、その資金計画は正しくない、と言えるのです。
。逆に頭金がたくさんあっても、将来の家計シミュレーション(キャッシュフロー表)が破綻している場合、その資金計画は正しくない、と言えるのです。

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