不動産投資 失敗事例 (その2)
失敗事例 ~その2~ |
最近、フルローンで組めるアパートが非常に人気です。
満室想定でキャッシュフローも多く出るため人気がありますが、
新築時のシミュレーション通りにいかないオーナー様が時間の経過とともに増えているようです。
アパート・マンションに限らず新築時の家賃は時間と共に下がります。一つの目安として10年を経過すると家賃が10%程度下がるという統計もあります。
また、空室率ですが全国平均は20%程度で推移しております。
つまり、10年経過すると新築時の満室想定の70%程度の家賃収入しか入らないということです。
もし、新築時の家賃が80万円だとすると・・・80万円×70%=56万円ということになります。
新築時の家賃から24万円下落することになります。金額が大きいだけに家賃に与える影響も絶大です。
10年後にその賃料でも回るように購入時に頭金を入れている方は安心ですが、
気軽にフルローンを組んでいる方は収支がマイナスなんて話も良く聞きます。
目先のプランがいつまでも上手くいくとは限りませんので、
入居率には細心の注意を払っていただければと思います。