お金持ちの苦労とは？

失敗が怖い・恥をかくのが嫌な人は、お金持ちになれない

普通の生活をし、普通の人生を送っている人が経済的自由を手に入れようと思ったら、たくさんの障害に出会い、苦労することでしょう。今の日本では人口の95％は経済的な不自由さの中に生きているのですから、あなたがやろうとしていることは相当常識から外れているわけです。

そのお金持ちの大半が高齢者だということを考えると、現役世代で経済的自由を実現するつもりなら、人口でいうとほんの数％しか実現していないことを目指していることになります。だから、あなたが経済的自由を目指すことを周りの人に言うと、「そんなの無理だ」という反応が返ってくるのは当然です。

けれども、不可能ではありません。ただ、類は友を呼ぶではありませんが、多くは自分たちと同じような人としかつき合わないので、普通の人は彼らと触れ合うチャンスがないだけです。

経済的自由への道を歩く上で、最初の葛藤は、自分の中で起きます。自信のなさ、不安、疑いなどが出てくるでしょう。「自分にはできないんじゃないか」という声を信じて、普通の道に戻っていく人はたくさんいます。結局は、どんな苦労があっても諦めなかった人だけが残る厳しい世界でもあります。

実際に一歩を踏み出しても、そんなに簡単に事は運ばないでしょう。期待値が高いだけに、失望も大きいのです。身近な人からの反対も起きるでしょう。もし、彼らが経済自由人でなければ、反対するのは当然です。知らない世界に対する恐れは、どんな人にもあります。

それを乗り越えて行動するか、リスクを考えて何もしないかの選択はあなたができます。普通と違う人生を生きようと思ったら、戸惑ったり、恥をかいたり、苦労することはしょっちゅうでしょう。

それでも、あなたはお金持ちへの道を進みたいですか？

自問自答してみて下さい。失敗がイヤな人、怖い人、恥をかくのが嫌いな人は、お金持ちには向いていません。なぜなら、お金持ちになる前に、人の何倍もそういったものを体験する可能性が高いからです。

例えば、自分が不動産投資で成功したと思っていても、世の中上には上がいます。自分の知らない世界に踏み込むとは、そういうことです。人は、今の環境が一番快適になるようになっています。そこから出ること自体が、不快なことなのです。

つまり、快適ゾーン➡不快ゾーン➡快適ゾーン➡不快ゾーンの繰り返しの中で、生きていかなければなりません。

それを乗り越えて、やっとお金持ちの仲間入りができるのです。

お金を貯めるコツは、大好きな物にだけお金を払うこと

あなたは、どういう基準でお金を使っていますか？ほしいモノを好きなだけ買っているという人は、まずいないでしょう。普通は、ボーナスが出た時とかに、もともと欲しかった大きなものを買う以外は、普段は節約ベースで生きているのではないかと思います。

また、買う物も、クオリティーの割に安いものとか、お得な物を買おうとするのではないでしょうか。どうしても物を買う基準として「お得かどうか」に比重が行きがちで、そこに、好き・嫌いの要素はなかなか入ってこないかもしれません。

お金が貯まるお金の使い方のコツは、「自分が好きかどうか」で、物を買うようにすることです。

自分が買えるかどうか、お買い得かどうかばかりで物を見ると、つい必要のない物を買ってしまいがちです。自分の大好きな物にだけお金を払う習慣をつけると、無駄なお金を使うことがなくなります。お金を貯めるということは、お金の使い方をコントロールすることが求められています。

もちろん、自分の予算を大幅に超えるものばかり買うことをお勧めしませんが、1つの方法としてやってみて下さい。お買い得品を探して買い物をする時の方が、結果的によほど無駄遣いをしています。無意識のうちにやってしまっている習慣を変えることは苦労しますが、得した気分という欲望を、しっかりコントロールしていきましょう。

お金を得るための時間とエネルギーのバランスを考える

人生は、泣いても笑っても、悩んでも喜んでも、一度だけ。

お金持ちを目指して頑張るのは素晴らしいことですが、ビジネスの成功や、お金を得ることばかりを考えていると、人生そのものを取り逃しかねません。お金だけを目的にすると、お金持ちになる間の人生は「準備だけのつまらない時間」になってしまうでしょう。

お金持ちになる過程では何かを制限することが求められたり、冒頭でお話ししたように様々な苦労があります。自由勝手にお金を使っていては、お金持ちにはなれません。お金持ちになるための苦労、大変な過程でさえ、楽しもうと考えるぐらいの余裕はほしいものです。

一度きりの人生をどこまで仕事やお金のことに費やすかというバランスも、考えておきましょう。